one small step

山に登りながらその風景を撮り、これから登山を始める人のささやかな道標となれば良いかなと思い書いています。その他普段考えてる事なども書きます。

悩みごと

「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている」 伊集院静の著書『大人の流儀』の中にある一節がとても印象深い。 悩み事がある時にはどうしても視野狭窄に陥り、 きっとこんな苦しい想いをしているのは自分だけだと思いがちである。 特に自分は息をするよ…

おひとりさまと自己肯定

既に書いたブログを読めば簡単に分かるように 自分はひとりが大好きである。 行きたい山にも街にも行きたくなったら タイミングを作りひとりでスイっと赴く。 そもそも旅や山行計画の段階で、 誰かと行くような想定をあまりしていない。 もちろんパートナー…

蝶ヶ岳テント泊山行

先日の上高地開山祭では荒天の為テント泊を断念した。 そのリベンジ山行として槍ヶ岳に2泊3日で登る計画をしたが、 今回も天気が崩れそうな気配。 そこで丁度一年前に徳沢園に泊まり早朝登った蝶ヶ岳が 天気が保ちそうな為ここに変更した。 仕事を終え、身支…

慕情

手放しで誰かを好きになれたらどんなに良いだろう。 そんな風に思うことが昔はよくあった。 その人をただただ好きで、見るだけで日なたのバターの様に、 溶けてしまうほど想い焦がれるという状態は、果たして自分には 今の所訪れてはいない。 同じように一目…

言葉の力

小説の中で心に留まった言葉があると、そのページの端を折って 何かの折に読み返すことがよくある。 その時に響いた言葉が後になって違う解釈が出来たり、 逆にどうしてこれが響いたんだろうと首を傾げることもある。 そしてさらに時間が経つと、またそこが…

あるがまま生きるということ

どんなにドアを叩こうと決して開かない時がある。 文字通り八方塞がりで状況はどんどん悪くなり、 さらに助けを求めて開かずの扉を叩き続ける。 40年近く生きている自分も同様に苦しい時代があった。 今振り返れば良い思い出であり良い経験だったと思える…

山の音楽

本来は安全の為にも登山中は音楽は聴いてはいけない。 平地ならまだしも、落石や雪崩にすぐ気付けないので 傾斜のある所やガレ場、雪山などは絶対禁忌である。 上高地から横尾までや、上記の恐れが無いような所に限って、 音楽を聴きながら歩くのは最高のひ…

山で読む本

登る山が街から離れれば離れるほど、距離に比例して携帯の電波は弱くなる。 当然の事だが、今や電波が届かない場所など逆に山の上くらいしか無いように思う。 それでも大手通信メーカーを利用している自分は、 奥穂高岳で電波が届いていたことに心底驚いた。…

開山祭

4月25日、仕事を終え深夜バスに揺られ今年初の上高地へ足を踏み入れた。 目的は27日の開山祭。 登山を始めたばかりの時、初めての北アルプス焼岳にソロで挑戦するため 上高地に行ったのは思い返せばもう2年ほど前だろうか。 焼岳山頂からの展望も勿論感動的…

one small step

趣味が山とカメラである自分がSNSだけに投稿して そのまま人々の視線の流れるままに忘れ去られてしまうのが悲しくて ブログを始めることにした。 2年前より本格的に登山を始め、少しずつギアも増やしつつ 今はテン泊や雪山にもある程度(といっても初級の山…